「五島から届く、てしごとのお手紙」-五島と生きる人々

 

こんばんは。五島の椿の広報担当、よっしーです。

 

みなさんは、恵風とかいて「けいぷ」と呼ぶとご存じでしたか?

意味は「万物を成長させる風」のこと。

 

五島列島は島の至る所に風車があり、

海から吹き上げる潮風をうけ、大きな羽がぐんぐんと回る姿は、「風が命を育んでいる」様子をうかがえます。

そんな風の吹く心地よい丘の上に社会福祉法人さゆり会の就労継続支援B型事業所「けいぷはうす」があります。

本日のコラムでは、五島の椿がメッセージカードの作成をご依頼している、けいぷはうすさんの紹介です。

 

  

(一文字一文字丹精を込めて書いてくださってます)

(完成したメッセージカードを、ちょっと緊張しながら見せてくれました。)

 

こちらのメッセージカード。

もしかすると「あぁ、あれね!」とピンときている方もいらっしゃるかもしれません。

 

こちらは化粧品をご購入の際に同梱させていただいているメッセージカードです。

(※五島の椿株式会社オンラインショップ限定)

 

 

五島の椿株式会社から、直接お客様に商品を届ける公式通販を始めるにあたり

「島ならではのていねいな手仕事と、そして私たちの思いを届けたい」という願いを込めて

手書きのメッセージカードを入れています。

有難いことにご注文をいただく数が増えるにつれて、

「もっと五島列島の魅力を感じてもらいたい」という思いがふつふつと湧いてきまして…

9月からこのお手紙を、五島列島にある就労継続支援B型事業所「けいぷはうす」さんと一緒に作成しております。

 

 

就労継続支援B型事業所とは障がいや難病のある方のうち、年齢や体力などの理由から、企業等で雇用契約を結んで働くことが困難な方が、軽作業などの就労訓練を行うことができる福祉サービスです。

事業所によって、例えばお菓子作りをしているところがあったり、

工芸品を制作しているところがあったりします。

 

(驚くほど細かいちぎり絵。触ると紙の繊維がふかふかとして、あたたかな手触りも感じられます)

 

全国に様々な就労支援施設がありますが、けいぷはうすさんは「地域と共生していく」ことをテーマにしています。

 

 「けいぷはうすの仕事は、時代と逆行しています。

 普通だったら、効率化や合理的な仕事が求められます。

 でも私たちは“仕事をふやすこと”が仕事なんです。

 このメッセージカードも、

 ちぎり絵を作る人、

 (葉っぱ担当の人や、お花担当の人もいます。)

 カッターで葉っぱを差し込む切れ込みを入れる人、

 文字を書く人…。

 それぞれ分業で行っています。

 それぞれの個性が最大限に活かせるよう、

 あえて仕事を分散しているんです。

 そうすることで、多くの利用者さんが、

 この仕事に携わることができる。

 

 また「地域と共生する」をテーマにしてますから、

 五島の椿さんだけでなく、

 様々な企業や自治体からご依頼を受けています。

 仕事を通して、

 私たちは地域社会と一緒に生きていくんです。」

 

このメッセージカードの担当をして下さっている職員の平野さんはお仕事についてこのように語っていました。

 

 

(職員の平野さんと、利用者さんの一コマ。五島の海をバックに楽し気な二人。)

 

メッセージカードも、効率化や合理性だけで考えるのであれば、

手書きした元データを印刷すればコストがかかることはありません。

 

それは化粧品も一緒で、

きっと島の外に倉庫を借りてそこから発送することで送料を減らすことができたり…

専門業者にお願いすることで製造コストを下げられることもあるでしょう。

 

けれど私たちは

「伝統を守って、ていねいな手仕事で商品を作ること」や

「島民のみなさんと一緒に、商品を届けること」を大切にしており、

そこに価値があるのだと信じています。

 

平野さんの言葉を借りるのであれば、

五島の椿もまた「時代と逆行」しているのかもしれませんが、

その言葉の響きを、どこか誇らしく感じました。

 

このメッセージカードを通してお客様に私たちからの感謝の想いと、

五島列島のぬくもりをお届けできますと幸いです。

 

  

さて、今週のテーマは「五島と生きる人々」でした!

こちらは連載企画ですので、次回もまた素敵な島民や、五島列島を愛し・この島と一緒に生きている方をご紹介してまいります。

次回もどうぞお楽しみに!

 

(よっしー)