椿の枝を切る、椿のために切る -椿のこと-

 

皆さんこんにちは。

農園管理人のしっちーです。

 

GWも明け、五島列島はすっかり春です。

自然豊かな五島列島は様々な山菜が少しずつタイミングをずらしながら採れる季節になりました。

山菜の中で自分が一番好きなのはタケノコ!!

休みの度に家の裏の山に入り、根こそぎ収穫しても、また次の休みにはたくさん生えています。

このエンドレスタケノコが5月中旬まで続きます(笑)

さらに今年から個人的に漁業権を取得したため、アオサなどの海藻も採り始め、休みの方が大忙しの状態です(汗)

 

さて、この時期の椿たちはというと、前のコラムに書いたように若葉がどんどん大きくなってきております。

そしてこのタイミングでとても重要な作業は“剪定”です。

 

剪定とは木の枝を切り、形を整えたり、風通しを良くしてあげたりすることです。

自分が農園管理人になりたてのときは、剪定作業をすることにとても抵抗がありました。

選定作業は場合によってはかなり太い枝を切ることもあるので、「何年も頑張って伸ばしてきたのに、切るのは一瞬で可哀そうだな」という気持ちがありました。

しかし、農園管理人となって3年目の今は、結構スパスパと切っています(笑)

 

剪定をする際には大きく2つの手順を踏んでいきます。

1つめは「不要な枝を切ること」、2つめは「形を整えてあげること」です。

 

では、「不要な枝」って何ですかね?

そんなものあるんですかね?

 

まずはこの写真を見て下さい。

私はこの写真のような枝をみると2本切りたくなります。

 

どうですか?

あなたならどれを切りますか?

正解はないのですが、自分が見つけた「不要な枝」は“平行枝”と“交差枝”です。

切った後の写真がこちら。

 

“平行枝”は同じ方向に延びている2本の枝で、そのままにしておくと、光を求めて外側に延びる競争が始まり、木のバランスが崩れる原因になりますし、そこからさらに枝分かれした場合、“交差枝”がどんどんできてしまいます。1本を切ってあげることで、余計な競争のためのエネルギーを使わなくて済みますし、木のバランスも崩れることを防ぐことができます。

 

“交差枝”は絡まりそうなくらい接近した2本の枝で、そのままにしておくと枝同士がぶつかって怪我をしてしまいます。これは交差枝を放置した結果、ぶつかって怪我をしてしまった枝の写真です。

 

このような怪我を見つけたときは「ほんとごめんね」という気持ちですm(__)m

 

このほかにも「不要な枝」の種類はいっぱいあるんですが、全て書くと長くなってしまうので興味が出てきた人はインターネットで「忌み枝(いみえだ)」と調べてみて下さい^^;

 

以上のように、剪定作業というのは枝を切るという事で、椿たちに対して一時的なダメージは与えるものの、将来起こりうる大ダメージを早めに防いでいるのです。

そして今、新しい枝葉がどんどんつくられるこの時期に、変なところから、変な方向に伸ばそうとしている枝葉を見つけたら、「そっちに行ったら怪我するよ~」「そっちは先輩の枝葉がいっぱいいてノビノビとできないよ~」「今年そっちは競争率が激しいよ~」とかいう気持ちで枝葉をチョキチョキと切っております^^

椿たちの将来を思って。

 

さて、次回は剪定作業の第2弾『形を整えてあげること』について書いてみようと思います。

次回をお楽しみに♪