ツバキ専属カリスマ美容師? -椿のこと-
皆さん、こんにちは。
農園管理人のシッチーです。
5月後半からすっかり夏のような気温になり、雑草たちの伸びるスピードが急に早くなりました…。ここから暫くは、自分が雑草を刈るスピードが速いか、雑草が伸びるスピードが速いかの競争が始まります(笑)
そんなこの時期の楽しみと言えば、農園の一部で育っている果物たちです。ウメ、モモ、イクリ、クワ、ビワなどが順番に収穫を迎えます。これらの果物は売り物ではなく、地域の人や社員の楽しみとして育てているので、各自で週末とかに欲しいだけ収穫して頂きます^^
さて、今回のコラムは「剪定」の第2弾です。
不要な枝を切った後に「木のかたちを整えてあげる」作業です。
まずはこの写真を見て下さい。
3月後半、花がまだ残っており、新芽が芽吹き始めたころの写真です。
木のいちばん外側に葉っぱのついてない枝が目立つのが分かりますか?
葉っぱがついていない枝は、枯れている枝です。
枯れている枝があると、そこから病害虫が侵入したり、周りの健康な枝葉を傷つけたりする可能性がありますのですぐ切ります。
次に木のバランスを整えます。
上の方の枯れている枝ばかりを切ると、今度は横に平べったい木になってしまいます。
もし飛び出た枝があると、強風の際にその枝に負担がかかり、折れてしまったりして、そこから病害虫が侵入したりするリスクが生じます。
そのためにできるだけ丸く仕上げます。
特にこの木がある場所は海が近く風も当りやすいので、塩害や強風による物理的な付加がかかりやすいので慎重に行います。
そして剪定が終わった木はこちらです。
すっきりしたと思いませんか??
ちなみに2ヶ月経って新芽の展開が進んだ姿がこちら。
少し右上に飛び出ている枝がありますが、許容できる範囲です^^;
木の形を整える作業は結構楽しく、まるで美容師さんになった気分^^
枝毛があれば切る。
毛が多くてモッサリしていたら、すいてスッキリしてあげる。
くせ毛が目立つ方は、目立たないように整えてあげる。
髪の毛が伸びたときのことまで想像してデザインする。
そんな気持ちで剪定した椿たちをみると、もっとおしゃれな髪形も作ってあげたい衝動も湧いてきますが、そこは椿たちの健康を願って、みんなおそろいの丸刈りです(笑)
ちなみにうちの果物たちは剪定されずに伸び放題でワイルドな髪形…。
モモも摘果をしないので沢山なっているけど、全部小粒…。
時間を見つけて果物たちも管理してあげないと、と思う今日この頃…^^;
では、また次回のコラムをお楽しみに~
(シッチー)